南海トラフ地震が起きると、史上最悪で甚大な被害が出る可能性があります。

東京で大地震が起きた場合の被害予想

 

東京での大地震時の被害想定は様々な機関やメディアが試算しています。
東京消防丁発表の資料によると、以下のような死者予想が出ています。

 

  • 東京湾北部M7.3地震 → 死者 5,638
  • 多摩直下地震M7.3 → 死者 3,365

 

過去の大震災を見てみると阪神淡路大震災の時の死者数は6,435、行方不明2。東日本大震災は死者15,893、行方不明2,553です。

 

東京都の人口はおよそ1,370万人で、人口規模や人口密度を考慮すると、死者数は以外と少ない試算結果になっています。

 

説明するヘルメットの男性

東京での大震災でも死者が少ない理由は、東京湾の形状や埋立地が多い立地上、東日本大震災のように津波被害が甚大にならないことや、新耐震基準以降の建物が多く、崩壊する家屋の比率が低いことが要因です。

 

ちなみに東京の場合は、県外からの通勤者や観光客も多いため、住民票上の人口よりも多い人がいる計算になります。
単純計算では、東京湾北部でM7.3クラスの地震が来た場合でも東京にいる人の約2千人に1名が死亡する確率になります。

 

 

死者は少なくても様々な被害が出る

 

死者数だけを見ると大したことないと思われるかもしれないですが、東京は人口が多いため、様々な問題が発生します。
公共交通機関が麻痺すれば帰宅困難者は約1,000万人近くに達する見込みです。
液状化や建物に被害が出るケースも多く、事業が稼働ストップになる経済損失も膨大な額になるでしょう。

 

街全体がパニック状態になって、家に帰れない、寝るところはおろか、水や食料もないといった状況になれば、犯罪も頻発するカオスな状況にもなりかねないです。

 

 

南海トラフ地震に発展する恐怖

 

東京直下型地震では死者数の観点で東日本大震災を超える見込みは少ないです。
しかし東京湾から西にかけては大地震が懸念される大きい断層が多く、一箇所大地震が起こると連鎖反応によって南海トラフ地震という超高域の大地震が起きる可能性があります。

 

政府が発表した南海トラフ地震被害予想では、最悪のケースで全国の死者は32万人に達する見込みです。

 

戦後で死者1万人を超えた地震が東日本大震災のみだった歴史を考えると、史上最悪で前例のないほど甚大な被害が出る可能性もあります。

 

被害が大きければ、食料難や停電の普及など生活への影響も大きくなるので、防災意識を高く持っておくようにしましょう。